▼10/3
御揃いのジャージで空港に集合した北海道自転車競技の一団。残念ながら一名がケガのため出場できなくなり、選手8名とスタッフ3名での出発となった。
スタッフの内、2名はすでに海路で我々の機材を運ぶため出発済みである。
残りのメンバーが空路になるが、今日は完全に移動日、羽田経由で山口宇部空港に降り、それから一泊目の宿である下関へ向かう。移動・移動・また移動であるが、普段の車移動に比べれば、はるかに楽である。

降り立った山口宇部空港は国体歓迎ムード。
あちこちに国体を歓迎する広告(?)類が飾れれている。
▼10/4
用意した機材に特段の変更はない。
シートポストの無駄部分カットとサドルの軽量化、あとはタイヤを新品に換えた。初めてSOYO以外のタイヤを使うのだが、どうだろうか?
バンクで走るのが楽しみである。
公開練習と銘打たれたバンクでチーム単位で練習できる時間。
バンクの感触と周りの選手の雰囲気を楽しむ。カントが函館よりあるせいか?走りが軽く感じられるがタイムを計測しているわけではないので悩む。
ギヤ設定を変えるべきか??
▼10/5
今日は自分が出走するケイリン競技の日。
移動の疲れはないが、テンションもあがらないまま、自分の時間が近づく。
アップの時間を向かえ、一人集中の時間を作ろうとしたら、何故だか涙があふれ出てきた。
それと同時に感謝の念で一杯につつまれた。
自転車競技を始めて20年以上になるが、こんなことは初めてだし、不思議な感覚だったが、とても長い道のりだったことを思い出すわけでもなく、ただ感謝の念だけが吹き上げていた。
ケイリンの相手は、昨年の上位者がいたので、マークする相手をきめて他の選手をうまく使えるように観察しながらすすめることに決めていた。
レースが始まり、先導車が先頭を引きながら各選手が自分の思い思いの場所を陣取りし始める。
自分は最初前に出てしまったが、それを嫌がり後方にさがり、全体を見渡せる位置へ移動。
後ろから「まくり」たそうな選手がいたので、彼を利用させてもらえるプランでかためた、
やがて先導が抜けた。各選手の動きは、冷静に判断できる。
ラスト一周。いよいよ勝負がかかったところで、利用を考えていた選手がうごきだしたが、強いと予想した二人も飛び出し、追いつけない状況となった。
力の限り、前を交わしながら追ったが、影を踏むこともなく3着に沈む。
これで敗者復活戦行きだが、もうすでに心は切れていた。
敗者復活戦も各選手の動きは判断できたが、何もしかけることなく僕の国体は終わった。
ちなみに敗者復活戦で当たった選手が優勝した。
▼10/6
今日はチームスプリント・団体追い抜き・4速が開催。
写真はチームスプリントスタート時の様子。力の限りをつくしたのは走りを見ればわかる。でも全国の壁は厚い。
団抜きの写真は冒頭のモノ。4人そろっての練習時間はそれほどなかったが、前日までミーティングを繰り返し、目標のタイムは出せた。
4速では、NSRからは大坪選手が出走。
力不足を経験し、レースは終了した。
大坪選手は、後日ロードレースにも参加予定。
▼10/7
ポイントレースの開催日。
少年は木村選手が出場。僕はピットに残っていたので見ることはできなかったので内容はわからないが、放送で木村選手の名前が呼ばれていたので、がんばっていたのは予想できる。
成年は国体初出場の永田選手。
高速の展開に苦しんでいるようだった。残念ながらラップされリタイヤ。
この日でトラック競技は終了した。
▼最終日 ロードレース
成年・少年からそれぞれ2名計4名の出走。
スタート地点から本スタートまで数百メートルあり、そこはパレード区間とされているが、ツールの様なパレードではなく、移動といったほうがしっくりくる。
実際の本スタート地点で選手は決まったスタート位置に並び直されて、実際のスタートを切る。
僕はこの日は補給要員で、秋吉台に移動。
少年は1回、成年は2回の補給が受けられる。
のぼりの区間でもあり、レースの状況が少し感じられるのが良かった。
こまかなレース内容は割愛するとして、コース内容によっては、トラック競技をすててロードに絞る選手を選んでも良い気がします。(逆もあり)
このあたりの状況を選手選考の基準に加えるのも良いだろう。(さじ加減がかなり難しいのは予想しやすいですが・・・。)
●トラック番外編
▼練習
トラック競技は1日中開催されているので、トラックに入っての練習は通常できないが、早朝にのみ練習時間が20分与えられる。
県ごとに、トラックに入場できる時間が制限され、トラック内に入る人数をコントロールしているのだ。
それでも33バンクに50名程度が走っているので、けっこう危なっかしい場面もある。
ちなみに予断だが、決められた時間に走れる選手の証明として、ヘルッメトに決められた色のシールを貼り管理していた。
▼自転車の管理
毎日競技が終わると、自転車をしまう建物がある。
自転車に管理番号を書いた紙に県名と氏名を書き、引換券を使って管理している。
けっこう広い部屋に、選手ほぼ全員のバイクがならんでいるのは圧巻です。
▼出走管理
道内だと、会場に行って受付⇒出走サイン⇒出走となるけど
国体は、第1召集(監督が行う)⇒第2召集(ゼッケン確認・ヘルメット確認・バイク重量確認・バイク形状確認
)⇒トラック内へ⇒ヘルメットキャップ配布⇒出走
となる。かなり厳密に選手の管理がされているが道内でも、バイクのチェックはもっと厳にしなくてはならないだろう。実際に軽すぎてパスできない。サドル後退幅不足、ハンドル高さ
などチェックを受けている。
特に重量に関しては、即時の対応が難しいことから、選手はもとより各ショップ・各チーム内でもしっかり管理が必要ではないだろうか?国体予選などでも、計測の機会はあるが重量の計測も必要ですね。
▼お土産
大会公式グッズやら選手の写真などが買える。
この機会にしか購入できないので、当然ほしくなる。やはり買ってしまった。
▼選手村
各県ごとにテントが張られていて、そこで休憩・整備・ウォームアップに至るまで行う。
はっきり言って狭い。
テント内には監督が時間割も見やすく書いてくれていたので、不安なく過ごすことができた。スケジュールが常時つかめるのは重要だ。
●全体を通して
仕事を休んで監督として帯同してくださった藪下・伊藤両監督には感謝申し上げたい。
僕らも学校や仕事を休んで大会に参加しているが、それとは質が違う。
そして金銭的にも車連のバックアップを受けている恩恵を選手は忘れてはならない。
ここまでは精神的な面。
あとは選手の強化策。トラックの選手層が薄い道内では各チームで強化に取り組むのは難しいと思う。それでもやらなくてはならないが・・・。
車連でも様々な取り組みを行っているが、あまり仕組みが伝わっていない気がする。
さまざまな取り組みの一貫性を解り易く説明し、選手や各チームにも利用してもらえる土台としなくてはならないだろう。
全体の雰囲気を見ながら、僕はそう感じた。
話は全く変わるが、チームの運営は監督2名が本業を休んで来てくださっている。
他にも一名同じように来てくださっている。
選手は全員で8名だが、短距離のみの選手もいれば長距離系の選手もいる。
おのおのが空いた時間でお互いをサポートしながらチームは運営されている。
まだまだ問題もあるようなのですが、それは問題意識のある方々にまかせるとして
とても大所帯だが、世代差もあり結構楽しい。
でも楽しいだけはすまないのがこの競技の世界。
最近のコメント